この手順でできるようになること
- ✓Webで売買ルールを組んで、過去の値動きで検証する
- ✓マルチタイムフレームでサインを出す(2つの足を同時に見る)
- ✓そのルールを Excel の自動売買システムに載せる
- ✓載せたあと、思ったとおりに動いているかを自分で確かめる
- ✓自分のルールのサインを、チャートの丸印で目で確かめる
- ✓いつでもサインを止める
全体の流れ
やることは5つです。上から順に進めます。
Webは「ルールを作って確かめる場所」、Excelは「そのルールで動かす場所」です。ルールは文字(JSON)で受け渡します。Excelのプログラムを書き換えることはありません。
用意するもの
- Excelの自動売買システム(225UI)と、マーケットスピード2
- ブラウザ(Chrome や Edge)
- 講座でお渡しした解錠コード(例:SYS225-XXXX-XXXX)
- Anthropic(Claude)のAPIキー … AI機能を使うときに要ります。ご自身でご用意いただき、利用料もご自身のご負担です(https://console.anthropic.com/settings/keys で作れます)
キーが無くても、ルール作りと検証はできます。使えなくなるのは、日本語からルールを作る・成績を講評する・AIコーチ、の3つだけです。
キーはお使いのブラウザの中だけに保存され、当社のサーバーを通りません。AIへ送るのは文章だけで、読み込んだCSVは送りません。料金はAnthropic社からご自身に直接かかります。
キーを入れたのに「ワークスペースIDが必要です」と出たときは、上部バーの🤖AI接続を開き、「ワークスペースID」の欄に wrkspc_ ではじまる文字列を入れて保存してください。取得先は https://console.anthropic.com/settings/workspaces です(ワークスペースを開いたときのアドレス欄に入っています)。この欄はそう言われたときだけ使います。空欄のままで動いていれば、入れる必要はありません。
APIキーの取得先は https://console.anthropic.com/settings/keys です。画面の🤖AI接続の中に、どちらのリンクも置いてありますので、そこから開けます。
コードは、お使いのパソコンで1回だけ入力します。パソコンを買い替えたときはご連絡ください。
① Webでルールを作り、② 検証してJSONを作る
ブラウザで https://sys225.aigo-tech.jp/ を開き、コードを入れて解錠します。ルールの作り方は3つあります。どれで作っても、あとの手順は同じです。
- 型から選ぶ … 用意された形をそのまま試す
- 自分で決める … 指標と数字を選んで1本作る
- オート開発・手動グリッド … たくさんの組み合わせを一度に試す
検証が通ると、結果の下に「📤 Excelに載せる」が出ます。「JSONを作る」を押すと文字が出るので、まるごとコピーします。
- 足種①
- 売買の判断をする足。5分足なら、5分ごとに判定します。Excelでは 225UI!U3 です。
- 足種②
- 足種①より長い足で、流れを見るために使う足。「5分足で判定するが、30分足の向きも見る」という組み方ができます。Excelでは 225UI!U4 です。
- マルチタイムフレーム
- 短い足と長い足を同時に見て、サインを出す組み方。「5分足で仕掛けを見つけ、30分足で流れを確かめる」といったルールが作れます。使える足は2本までです。
- 期間
- 指標そのものの形が変わる数字です。「何本ぶんの足で計算するか」を表します。RSI(9)とRSI(14)なら、9のほうが敏感に上下します。HLバンド(20)とHLバンド(40)なら、40のほうが帯が広く、めったに抜けません。
- しきい値
- 買う・売ると判断する位置を決める数字です。「指標の値をいくつと比べるか」を表します。線そのものは変わりません。RSI(9)≤25 と RSI(9)≤30 なら、30のほうが早く反応し、回数が増えます。
条件式では RSI(9) ≤ 25 の 9 が期間、25 がしきい値です。HLバンドにしきい値が無いのは、比べる相手が「数字」ではなく「線」だからです。帯そのものが上下に動くので、いくつと比べるかという指定が要りません。
期間としきい値を両方持つのは RSI・RCI・ストキャス・かい離率・ADX。期間だけを持つのは HLバンド・移動平均・EMA・ボリンジャー・スーパートレンド。MACD・一目均衡表・VWAP・パラボリックはどちらも固定です。 - 探索の細かさ
- AUTOルール開発で、期間・しきい値・利確損切りの値幅を、どれくらい細かく振って試すかの指定です。「標準」から「細かい」にすると、試す組合せが増えるかわりに時間がかかります。候補数と所要時間の目安は画面に出ます。指標ごとに自分で候補を書くこともできます(期間は「10-30」と書けば10から30まで1ずつ試します)。
- 2段階で探す
- AUTOルール開発で、まず粗い刻みで全部試し、成績のよかった上位のまわりだけを細かく試す進め方です。総当たりだと何時間もかかる組合せを、数分で近いところまで詰められます。1段目で1件もトレードが出なかったときは、自動でもう1段広げてやり直します。
- JSON
- ルールを書き表した文字。中身を読む必要はありません。まるごとコピーして貼るだけです。
🤖 AUTOルール開発の使い方(指標を選ぶだけで、数字はシステムが総当たりします)
| ところ | できること |
|---|---|
| 指標を選ぶ | 3つまで選びます。選んだ指標がすべて同時に成立したときに建てます。3つつなぐと条件が厳しくなり、トレード回数は大きく減ります。 |
| 探索の細かさ | 粗い/標準/細かいの3段階。しきい値・期間・利確損切りの値幅を、どれくらい細かく振って試すかです。標準のままで構いません。「細かい」にすると試す数が増え、そのぶん時間がかかります。 |
| 手仕舞いの型 | AUTOが試す利確・損切りの値幅の水準が変わります。「引けで手仕舞い」は狭め、「反対シグナルで手仕舞い」は広めの値幅で探します。1日の区切りが「デイトレード」のときは、どちらを選んでも区切りの最後で必ず返済されます。 |
| 指標のパラメータ | 選んだ指標の下に入力欄が出ます。空欄なら細かさの既定を使います。自分で書けば、その指標だけ上書きされます。 期間のほかに、ボリンジャーのσ・スーパートレンドの倍率・パラボリックの加速・MACDの短期/長期/シグナルも指定できます。ここで指定した数字は、Excelの自動売買システムにもそのまま渡ります(例: 指標.ボリンジャー(執行足.終値配列, 20, 2.5, "下"))。 |
| 範囲の書き方 | 期間は「10-30」で10から30まで1ずつ、「10-30:2」で2とび。しきい値は「20〜35:5 / 65〜80:5」のように買い側/売り側を書きます(区切りは「〜」。マイナスも使えます)。 |
| 組合せ数と時間の目安 | 「オート開発開始」の右に候補◯通り・目安◯分が出ます。実際に数本走らせて測った値なので、お使いのパソコンとデータに合った目安です。上限は50,000通りです。 |
| 🎯 2段階で探す | 総当たりだと何時間もかかる組合せを、短時間で近いところまで詰めます。まず粗い刻みで全部試し、成績のよかった上位のまわりだけを細かく試します。3指標を「細かい」で試すときは、これをお使いください。 |
| ⛔ 走らせる前に止まることがあります | 設定どうしがぶつかっていて1件も建たないときは、検証を始めずに赤い枠でお知らせします。(例:1日の区切りを「ナイトセッションのみ」にして、追加の条件に「日中だけ」と書いたとき) 片方のセッションだけ建たないときは、オレンジ色で「ナイトセッションでは1件も建ちません」とお知らせします。走らせること自体はできます。 |
| 🈁 追加の条件を日本語で | 「いつ建ててよいか」だけを日本語で指定できます(指標の条件は書きません)。デイとナイトで条件を変えられます(「デイセッションでは9:00から」と書けば、ナイトは制限なしのままです)。⚠️この制約はExcelへは渡りません。Webの検証にだけ効きます。 |
まずは指標を1つ・標準で回してみてください。数十通りで数秒です。感じがつかめたら指標を増やす、細かさを上げる、と進めるのが近道です。
この3つは「1日の区切り」ごとに計算し直します。そのため区切りの1本目では、上抜け・下抜けを判定しません。1本前の値が「別の区切りの値」になっていて、それと比べても意味がないためです。Web側とExcel側(ルール判定.bas)の両方に、同じ扱いが入っています。
※読み物用に書き出す .bas だけは、この判定を省いています(1日の区切りを知らないため)。該当するときは.basの見出しにその旨が出ます。Excelで動くのはJSONの方なので、実際の売買には影響しません。
足種は、Excelの設定と同じにしてください。Excel側は 225UI!U3(足種①)と 225UI!U4(足種②)です。ここが違うと、次の手順で読み込みを断られます(そのための仕組みです)。
③ Excelに貼って読み込む
Excelの自動売買システムを開き、シート「私のルール」を選びます。
- A12 のセルをダブルクリックして(カーソルが出た状態にして)、コピーしたJSONをまるごと貼り付ける
セルを選んだだけで貼ると、改行のところで A12・A13・A14… と行がバラけます。 - 「ルールを読み込む」のボタンを押す
うまくいくと、上のほうに作品名・足種①・足種②・検証期間・Web側の成績が入り、B10 に 「OK 読み込みました」 と出ます。
読み込みで断られたときは、B10 に理由が書いてあります。そのとおりに直してから、もう一度押してください。断る場面は「6. うまくいかないとき」にまとめました。
読み込んだルールは、Excelを閉じると消えます。ルールはExcelの中の記憶に置いているためです(A12に貼ったJSONの文字は残ります)。
Excelを開き直したら、まず「ルールを読み込む」を1回押してください。押し忘れると、シート「私のルール」の B18 に「ルールをまだ読み込んでいません」と出て、サインは出ません(0のままです)。
押し忘れても、まちがったサインは出ません。何も出ないだけです。
④ サインを試す・チャートに描く ⑤ 動かす
「サインを試す」のボタンを押すと、いま届いている足で計算して、次のことを教えてくれます。
- 読めた足の本数と足種
- うしろの3本の値段(Excelの画面の数字と見比べられます)
- いちばん新しい確定足のサインと、その並び全体で出たサインの回数
「チャートに描く」のボタンを押すと、いま読み込んでいるルールのサインが、225UI のチャートに丸で出ます。 買いは上向き、売りは下向きの丸です。自分の作ったルールが、どの場面で鳴るのかを目で確かめられます。 納得できるまで、ルールを作り直して押し直してください。
丸印は B14 が「私のルール」のときに出ます。 数字だけ見るより、チャートに並んだ丸を見るほうが、ルールの癖がずっと早くつかめます。
中身に納得できたら、B14「サインを出すか」を 「私のルール」 にします。これで、Webで作ったルールのサインが発注へ流れます。
| B14「サインを出すか」 | どう動くか |
|---|---|
| 私のルール | このルールでサインが出ます |
| 止める | サインを出しません。自動売買の仕組み全体は止まりません(様子を見たいときに使います) |
止めたいときは、B14 を「止める」にするだけです。サインが0になり、新しい注文は出ません。 自動売買の仕組み自体は動いたままなので、いつでも「私のルール」に戻せます。
B18「ようす」に、いま何をしているかが毎秒出ます。ここを見れば動いているかが分かります。
| ようすの表示 | 意味 |
|---|---|
| 計算しました(◯本 / サインなし) | 正常です。判定して、今回はサインが出ませんでした |
| 計算しました(◯本 / 買い) | 買いのサインが出ました |
| 取引時間外です(DATA!X◯◯ が 0) | 判定する時刻ではないので、何もしていません |
| 止めています(サインは出しません) | B14 が「止める」になっています |
| ルールをまだ読み込んでいません | 手順③に戻ってください |
| 止まりました:〜 | 何かで止まりました。サインは0になり、発注の番号は動きません |
ようすの時刻が止まっていたら、Excelの1秒ごとの動きが止まっています。いったん停止してから、動作開始をやり直してください。
覚えておいていただきたい4つ
| こと | 中身 |
|---|---|
| 足種①に使える足 | 1・2・3・4・5・10・15・30・60・120分足の10種類(225UI!U3 と同じ並びです) |
| 足種②に使える足 | 5・10・15・30・60・120分足の6種類(225UI!U4 と同じ並びです)。足種①より長いものだけ選べます |
| マルチタイムフレーム | マルチタイムフレームでサイン発生が可能です(足種は2本まで)。たとえば「5分足のHLバンドを抜けた、かつ 30分足のストキャスが売られすぎ」。3本目の足を使ったときは、検証のときにお知らせします。同じ指標を2つの足で見たいときは、指標ごとの選び方で「両方」を選びます(例:3分足のHLバンド かつ 5分足のHLバンド)。 |
| 足種②を使うとき | Excelの 225UI!U4 を、その足種に合わせてください(例:30M)。取る本数は DATA!AV8 です。長めに取ってください |
| 1日の区切りの中で建てる回数 | ⚙️設定にあります(既定は1日1回のみ)。上で選んだ「1日の区切り」1つぶんの中で、何回まで新規で建てるかです。「デイ・ナイトを別々の1日」を選んでいれば、1取引日で最大2回(デイ1回+ナイト1回)になります。この設定はExcelにも渡ります(2回目からはサインを出さず、発注の番号も増やしません)。 |
| 両建てはできません | 建玉は常に1つまでです。「買いと売りを同時に建てる」ルールは作れません。買い条件と売り条件の両方を書いた場合は、先に成立したほうだけを建てて検証します。 |
| 手仕舞い(決済) | Excel側の設定のままです。Webから渡すのは「いつ新規で建てるか」だけです |
Webに出る成績は、Webの画面で選んだ手仕舞いの条件で計算したものです。Excel側の決済設定は別なので、同じ数字にはなりません。成績は「このルールがどんな出方をするか」を見るための目安としてお使いください。
判定するのは、Excel側で決めた時刻のあとだけです(DATA!C80:C120 の一覧)。ルールをどう作っても、この時刻以外では鳴りません。増やしたい・変えたいときはご相談ください。
- 窓で計算する指標
- ストキャス・移動平均・HLバンドなど。過去の本数が違っても、同じ答えになります。
- 前の値を引きずる指標
- RSI・EMA・スーパートレンドなど。過去がどこから始まるかで、はじめのうちは値が少し変わります。だから足は長めに取ります。
うまくいかないとき
読み込みを断られたときは、B10 に理由が出ます。断るのは次の場合です。
| 断る理由 | 直し方 |
|---|---|
| JSONとして読めませんでした | 貼り付けが途中で切れています。もう一度まるごとコピーして貼り直してください |
| 貼ったら A13・A14… に行がバラけた | A12をダブルクリックしてから貼り直してください。バラけた行は消してください |
| entries(買い・売りの条件)がありません | Webの「JSONを作る」で出したものを、そのまま貼ってください |
| 足種①が食い違います | Excelの 225UI!U3(足種①)を、メッセージに出ている足種に直してください |
| 足種②が食い違います | Excelの 225UI!U4(足種②)を、メッセージに出ている足種に直してください |
| 足種②が空です | 足種②を使うルールです。225UI!U4 に足種を入れてください |
| 足種が3本以上あります | 使えるのは2本までです。Web側でルールを作り直してください |
| B18に「ルールをまだ読み込んでいません」と出る | Excelを開き直したあとです。「ルールを読み込む」を1回押してください。押すまでサインは0のままです |
断られている間は、いままでの動きのままです。おかしなルールが勝手に動き出すことはありません。
まとめ
- Webでルールを作って検証し、「JSONを作る」でコピーする
- Excelのシート「私のルール」の A12 に貼って、「ルールを読み込む」
- B10 が「OK」になったら、「サインを試す」と「チャートに描く」で確かめる
- 納得できたら B14 を「私のルール」にする
- 止めたいときは B14 を「止める」にするだけ
- 動いているかは B18「ようす」の時刻を見る
- Excelを開き直したら、まず「ルールを読み込む」を1回押す
はじめのうちは、B14 を「止める」のままにして、「サインを試す」と「チャートに描く」を何度か押してみてください。自分のルールがどの足でどれくらい鳴るのかが分かってから動かすと、落ち着いて使えます。うまくいかないときは、B10 と B18 の文をそのままお送りください。